船員の求人は熊本の宝国海運株式会社 | 一日の流れ

一日の準備を整え、船員たちによるミーティングを行います。その日の予定や状況、やるべきことなどを確認しつつ、臨機応変に対応しながら一日に取り組む仕事を決定します。業務に不慣れな方も落ち着いて作業に集中できるよう、先輩スタッフと一緒に船の設備や機器の運転、実際の流れなどを一つひとつ丁寧に確認しつつ適切に業務をこなせるようなサポート体制を、万全に整えております。

船舶が安全に停泊し、荷物をスムーズに積み下ろすための泊地へ停泊、着桟する準備を行います。荷役を行うためのバースの状態やその日の状況によって、係船索の本数、場所、必要な機材などが異なるため、臨機応変に対応しつつ綿密に準備に取り組みます。豊富な経験を積んだ先輩スタッフと一緒に、実際の業務を通して一つひとつ着実に流れを把握できるよう、丁寧に指導いたします。

港や桟橋に船を寄せる着桟を行います。取り扱いに注意が必要なLPガスを積載した、全長60メートル以上の大きな船を操作しつつ、その場の状況に合わせて秒速数センチという繊細な動作を伴いながら安全に停泊するという高い技術力を要する仕事です。荷物と船員がスムーズに移動し、出航まで船を安全に繋留しておくためにも日頃の船体の整備や部品の管理などが重要な役割を持ちます。

主に取り扱っている液化石油ガスを細心の注意を払いながら積載、運搬する業務を中心に、実際の船荷の積み下ろしに関する荷役の総合的な業務を行います。また、一機士や二機士、二航士として、高い専門知識と技術を活かしつつ、船内や船体設備の操作を行ったり、荷物が適切かつ安全に積み下ろしされているか、危険はないかなどの確認や判断を行ったりする荷役当直に取り組みます。

安全かつ適切に荷物の積み下ろしを完了した後、次の目的地へ向けて離桟します。繋留に用いた器具や機材の管理、確実に出航するための補佐を通して、危険なく港を離れられるようしっかりとサポートを行ってまいります。安全で効率的な航海を目指し、的確に状況を把握しつつ船員同士で協力しあいながら業務に取り組める、責任感と自主性、柔軟性を備えた人材を積極的に求めています。

初回は約三ヶ月間、二回目以降は約二ヶ月間にわたり、船の上を中心とした生活を送ります。荷役がない日には船体や船の設備の点検と整備をはじめ、部品や消耗品の管理、発注なども行い、船員の安全と健康を守る船舶の保守に携わります。勤務時間外は冷蔵庫とテレビがついた一人一部屋の船室でゆっくりと過ごせるほか、食費は会社負担の上で司厨長からの食事が三食提供されます。

荷役の状況や航海のスケジュールなど、様々な事情に応じて全国各地に滞在するケースもあります。大きな責任感や専門的な技術を伴う日々の業務にあたり、公私のメリハリをつけて働くことを大切にしており、その土地特有の空気や景色、ご当地のグルメなどを堪能する時間を設けております。仲間たちとの交流を深めながら、船の上で過ごす毎日から少し離れた充実した時間をお楽しみください。